2016年6月3日金曜日

【教育】プログラミング教育とプログラム言語の習得

沢山の外国語から何を習得しようか考えたとき、特別な目的がなければとりあえず英語を学習されると思います。

英語がグローバルスタンダードで無駄にはならないと言えるので英語の必修化も不思議ではありません。

しかし、プログラム言語は移り変わりが激しく、筆者が仕事を始めたときは最先端のC言語も今では全くの役立たずです(弊社では)。

Windowsの普及でソフトウェア開発のC++・C#が重宝され、Webの普及でサイト開発のJavaScript・Rubyが重宝され、スマホの普及でアプリ開発のJava・Swiftが今では主流です。その他にも色々なプログラム言語が開発現場で使われています。

そんな中でも筆者を長年助けてくれたのはExcelマクロ(VBA)と論理的思考です。

英語を習得したら中国語も簡単とは行きませんが、プログラム言語は文法や作法は違えども1つ経験しておけばどんな言語も「やろうと思えばできる」になります。

1つも経験していない比率が高いと思われる筆者より上の世代の論理的思考不足を、今の製造業の悲惨な状況が物語っています。

プログラミング教育では論理的思考の強化「やろうと思えばできる」の育成を目的とし、プログラム言語の習得を目的に進めるのは避けなければなりません。

企業の青田買いを後押ししたり特定の団体が推しているプログラム言語の普及に協力するようなことがないよう教育現場は気をつけなければなりません。