今月発売されたばかりの「プログラマー的思考」を養う為の絵本です。
5歳からを対象年齢にしていますが大人と一緒に読むようにデザインされており、息子と一緒に読むつもりで先に読んでみました。
感想としては「Ruby言語推し」が気になります。
著者と翻訳者がRuby関係者で主人公がルビィだけにプログラマー的思考を養う絵本なのにRuby言語だけがひいきされている印象を受けます。
登場キャラクターがコンピューター関係のイメージキャラクターや用語で構成されており、主人公の「ルビィ」はRuby言語、「ロボット」はスマホで有名なAndroid、「ジャンゴとパイソン」はPython言語、「ペンギン」はLinux OS、「雪ひょう」はmac OS、「きつね」はブラウザーのfirefoxからきています。
このキャラクター達のキャラ設定が若干批判的なのも気になります。
話は変わりますが日々子供達の成長に感動しておりジャングルジムに登れたのを見てプログラミングしていないのに人間て凄いなぁと思うことがありました。
一方で主人公のルビィはパジャマの上に服を着て「まずパジャマを脱いでなんて言わていない」と言い、「おもちゃを片付けて」と言うと「えんぴつはおもちゃじゃない」と笑います。
子供達がこんな言い訳したら激怒ですね。
そう考えるとプログラマー的思考を教えて大丈夫かと心配になります。こういう子供が増えないことを祈ります。
本の後半はアクティビティで構成されています。ブロック図が書かれており、この絵本を読んだ後はRuby版Scratchとも言えるスモウルビー(Smalruby)を使おうと言うことかもしれません。